そうだ、経済学をやろう。『日本経済入門』で学ぶ経済の仕組み

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  外で遊ぶこともできず、家ですることがない今日この頃。

 世間では「経済に甚大な打撃」などと言われてるからだろうか。なんとなく「経済学を学びたい」と考えている自分がいた。

 理由は定かではないが、昔は勉強熱心ではなかったのに、いまさらになって勉強意欲が高まっているらしい。そういう経験、皆さんにもありませんか?

「経済学」を1から学ぶことができる本

 経済学といっても、ピンとこない人が多いだろう。

 経済学は幅広い学問で、金融論、貿易論、財政学など様々な分野がある。そこで仕事にいか活かせる知識を身につけようと、特定の分野に絞って勉強する人は多いはず。

 しかし、どの分野も基礎がわかってなければ意味がない。

 いくら分野が広いといっても、基礎は同じ。これはどの学問にも言えることで、基礎を学ばず、やみくもに勉強しても効率がいいとは言えないだろう。

 しかし書店には経済学の本が数多く並んでおり、どれを選べばいいかわからないという人も少なくないだろう。経済学入門と言っても、入門と書かれてるが分厚く難しい本から、わかりやすいが社会人には物足りない本までピンキリだ。

 もちろんネットで調べて勉強するという方法もあるだろう。しかし「自称経済の専門家」が書いた記事が多くあるため、その中から正しい情報を取捨選択するのは難しいだろう。

 そこでオススメしたいのが日経ビジネスの『日本経済入門』だ。

「経済」のこと、本当に理解していますか?

 あなたは経済についてどのくらい知っているだろうか。内心、基礎的な事だったら知ってると思ってる方も多いのではないか。しかし「じゃあ経済とは何か説明して」と言われたら、あなたはスムーズに説明することができるだろうか。そういう分かったつもりになってる経済の基礎的な知識から、わかりやすく学ぶことができるのがこの本だ。

 なんとなく、ノリで分かった気になっている経済の知識を見直し、正確な情報をインプットする。それもただ覚えるだけでなく、普段の生活で活かせるよう学ぶことができる。 

 そもそも、こうして紹介記事を書こうと思ったきっかけは、「経済というものを知ってほしいから」という部分が大きい。本書にも書いてあるが、経済というのは私たちの生活すべてに関係している。たとえば、本を買ったり、レストランで食事をしたり、仕事にいくなどの経済活動を毎日している。にもかかわらず、私たちは経済に対して無知すぎる。そこで経済を理解すれば、私たちの生活はもっといいものにできるのではないか。

 こうやって考えるのは、決しておかしなことではないと思うのです。

私たちの生活すべてに関係する「経済」。その経済を研究する経済学の面白い点は、時代背景によって「揺らぐ」点です。国や時代の変化で価値観や行動が揺らぐ人間の営みを学問にしているためでしょう。ただし揺らぎの中にも法則性や定理があります。それを知っているか知らないかで、あなたの生活は変わるかもしれないのです。経済って何だろう───。まずこの抽象的な命題から向き合っていきましょう。

 (後藤康雄・安田洋祐監修『日本経済入門』p.8より)

この本で学べる「経済」とは?

 それでは簡単に本の内容を見ていこう。

 第1部「経済のしくみ」では、経済ニュースが理解できるレベルの基礎的な知識を学んでいく。政府の役割やGDPの算出方法など今さら聞けない基礎的なことから、銀行や株式市場の役割など、金融の分野で知っておきたいことが解説されている。

 第2部「経済理論入門」では、経済学的な考えを身に着けるための知っておきたい経済理論について書かれている。経済理論と聞くと、小難しい数式やグラフを考える人も少なからずいるだろう。しかし本書は経済学の習得を目的としていない。あくまでも、ビジネスに活かすことができる経済理論についてを中心にここでは学んでいく。第2部を読み、経済学に興味を持ったら専門的な本を読み、勉強するのがいいだろう。

 第3部「経済学の先行きを分析しよう」では、ビジネスパーソンなら知っておきたい分析スキルについて解説されている。景気指標の読み方、株価指数、財務指標の見方などなど、明日から使える基本スキルが紹介されている。

 これらを学べば、日常生活にも役立てることは言うまでもない。ニュースや政治家のデマや嘘を見抜いたり、景気の良し悪しを見極め自分の資産を増やしたり、働いている会社の価値を考えてみたり。ビジネスパーソンなら、ぜひとも身につけておきたい知識と言えそうだ。

「経済」はあなたの生活を変える

  こうして説明していると、「堅苦しいそうな本だなぁ」と感じるかもしれない。確かに「経済論」とか聞くと身構えてしまうのもわかる。

 しかし実際のところ、他の経済入門と比べると、本書の内容は難しいが親切で分かりやすい。文章の読みやすさはもちろん、図やグラフなどを交えて分かりやすく説明してくれる。

本書で得られた知識をベースにしながらビジネスの最新動向に定期的に触れ続けることで、不確実な経済環境を生き抜くうえで大きなヒントを得られるはずです。

(後藤康雄・安田洋祐監修『日本経済入門』p.8より)

  本書はあくまでも”経済入門”だ。しかし本書を通読することで少しでも経済に対して興味を持てれば、あなたの人生の糧になることは間違いないだろう。ビジネスパーソンなら読んで損はない一冊。あなたが経済学の勉強を始める第一歩になれば嬉しいです。